Month: August 2019
オキシトシンで摂取カロリー減少、新しい肥満治療

オキシトシンは、脳の下垂体から分泌されるホルモンの一つになります。 乳腺に働きかけて母乳を分泌させたり、分娩時における子宮を収縮させることから、女性特有のホルモンとしての意味合いが強いです。 オキシトシンには他にも、手をつないだり抱き合ったりすることで分泌されることで知られ、対人関係を構築する働きが確認されています。 これは、不安時に発するコルチゾールの抑制が見られており、自閉症などの治療にも使われています。 肥満は一般的に、「代謝カロリーが摂取カロリーよりも少ない」事象が蓄積された結果と定義されています。 しかし、脳が発する食欲には単にカロリーが消費された後で起こるものではなく、神経伝達の働きによる影響が大きいものと報告されています。 肥満治療には、食欲の減少を脳に働きかける方法がとられていますが、万人に効く方法がいまだ確立されていない模様です。 マウスによる臨床試験によると、延髄から内臓につながる神経の変化を察知し、肥満治療に可能性があるものとして注目されました。 この神経は迷走神経と呼ばれ、この部分の神経伝達が活性化されると食欲が抑制されていき、その結果摂取カロリーの減少へとつながります。 さらに、オキシトシンにはレプチンと称するホルモンに働きかけることによって、摂食を抑えつつエネルギー代謝を高めてくれます。 この2つの働きが相乗して摂取カロリーを減少させることは、新たな肥満治療法として確立させるのは言うまでもありません。 オキシトシンが食欲減退に効果があることは、肥満の患者自身にも信頼感が育まれていき、生活における質の向上にも関係してきます。 研究グループでは、更なる研究成果の純度をあげていきつつ、近い未来にこうした相互関係が生まれていくことを切に願っています。

2019年08月22日
オキシトシン注射による肥満症の肥満治療のメカニズム

肥満症になると、何らかの生活習慣病になる可能性が格段に高くなります。 最近は、この生活習慣病になる人が増えてきており、肥満症を予防することが生活習慣病予防にもつながっていくので、肥満をどう克服するかといったテーマはこれからも重要なテーマになってくると考えられます。 これまで、肥満症を改善させるためには、食生活の改善と運動習慣を身につけるといったことが基本的な肥満治療の方法でした。 しかし、肥満症の人の中には、食生活を変えてみても、これまでの習慣からどうしても食べ過ぎてしまったりしてしまうといったようなことが起こりました。 また、運動習慣についても、なかなか習慣として定着しないという問題もあり、肥満治療の効果を上げることが困難になってしまうケースもありました。 そこで、最近は新たな肥満治療として、オキシトシンという成分を注射することで肥満症を改善させることができるかもしれないといわれるようになりました。 では、なぜオキシトシンを注射すれば肥満症を改善させることができるのかというと、オキシトシンは主に脳内で作用し、人間の摂食行動を抑えるという働きがあります。 ですから、自分の意識ではなかなかコントロールすることができなかった摂食行動を自然に抑えることができるようになるということです。 結果として、以前よりも食べたいといった欲求が起こらなくなり、食事摂取量が減少し、肥満が改善されていくことになります。 オキシトシンを注射するといった方法以外でも、鼻から入れるという方法もあります。 より容易にオキシトシンを摂取することができる方法ができてきていますから、注射に抵抗があるという人であっても、近い将来様々な方法でオキシトシンを取り入れる人が増えてくるかもしれません。

2019年08月07日